議会通信 6号|一般質問・多文化共生と男女共同参画(令和6年7月)

熊本県議会議員 幸村かよこ 議会通信6号(令和6年7月発行)一般質問と多文化共生・男女共同参画

議会通信6号では、6月定例議会、請願・意見書、特定利用空港・港湾、2回目の一般質問、2024年4月〜6月の主な活動をお伝えします。

目次

ご挨拶「笑い」が起きた議場

今年は梅雨入りが昨年より遅かったのですが、梅雨明けは平年通りということで、短い梅雨になりそうです。肌寒い日も多く、咳が止まらないなど体調を崩している方も多いようです。暑い夏がそこまできています。どうぞ皆さまご自愛ください。

6月議会で、2度目の質問に立ち、6項目を質問しました。詳しく3ページで報告しています。

「笑い」が起きたのは、木村新知事の「男女共同参画の推進に対する姿勢」を問うた時でした。選挙時のマニュフェストにも、所信表明にも男女共同参画に対する文言が無かったこともあって、知事の言葉を聞きたいと思いました。

知事からは答弁の開口一番、「当たり前のこと」という言葉がありました。この時に議場の一部から「笑い」が起きたのです。一瞬何がおきたのかわかりませんでしたが、不快な気持ちがしたのです。なぜ笑いが?時間が経つに連れて、これが現状だと思い至りました。女性の人権や権利を「当然のこと」と言い放つ知事がこれまでの歴史や現状をどれだけ認識し理解しているのか疑問ですし、同じような感覚が議場にあったのだと思います。

これから知事の「当たり前のこと」が施策に反映され、全ての人の人権が守られた熊本になるよう質問を重ねます。

議会概要(6月定例議会)

6月定例議会は6月14日開会、7月5日閉会の22日間でした。

6月補正予算は木村新知事の政策(くまもと新時代を共に創る・県民への10の約束)の実現に向けた)予算854億円が肉付けされ、補正後の予算規模は8,561億4,800万円となりました。議案数は下記の通りです。

区分件数説明
予算関係4件令和6年度6月補正予算他
条例関係7件熊本県職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例他
工事関係3件工事請負契約の締結・変更
市町村負担金関係1件直轄災害復旧事業の経費に対する市町村負担金
その他2件専決処分の報告及び承認など
請願7件消費者行政に対する財政支援の継続・拡充を求める意見書提出他
人事案件1件公安委員会委員の任命同意
議員提出議案7件ガザ地区における人道状況の改善と早期停戦の実現を求める決議他
委員会提出議案3件消費者行政に対する財政支援の継続・拡充を求める意見書
6月定例議会の議案内訳

請願・意見書など

「家族従事者の働き方を認めない所得税法第56条の廃止を求める意見書提出」を求める請願・・・不採択

原案賛成は立憲民主・新社会

  • 所得税法56条は配偶者や親族がその事業に従事したとき、その対価の支払いを経費として認めないとするものです。白色申告の場合は、事業主の所得から配偶者が年間86万円、家族が同50万円を控除されるのみです。これでは社会的、経済的自立にはほど遠く、後継者も育たないことになります。人権を侵害する56条を廃止し、家族従事者の働きを正当に評価することが必要だと思います。
  • 請願の主旨は何ら問題ないと思います。付託された総務委員会では反対される議員の意見が表明されず、本会議でも同様であったことは残念です。

「現行健康保険証について当面の間の存続について国への意見書提出」を求める請願・・・不採択

原案賛成は立憲民主・新社会・参政・無所属

  • 「マイナ保険証」の普及のため、2024年12月2日に現行の健康保険証を廃止することが決定されています。しかし、2024年4月時点でのマイナ保険証の利用率は6.56%です。マイナ保険証を巡っては、他人の情報が誤って紐づけされたり、正しく読み取られずに10割負担を余儀なくされたりとトラブルが絶えません。また、政府は利用率を上げるために、医療機関への支援金制度を導入し競争を煽っていますがそれでも利用率は上がりません。国民の不信感が拭えない中での現行保険証の廃止は拙速すぎます。当面の現行保険証の存続は必要だと考えます。

その他の請願5件は満場一致で採択されました。

議員提出議案は「水俣病問題の解決を求める意見書」「ガザ地区における人道状況の改善と早期停戦の実現を求める決議」など7件が満場一致で採択されました。

総務常任委員会報告

「特定利用空港・港湾指定に係る国の関係市町村説明会について」報告があり、意見を述べました。

(7月2日付 熊本日日新聞「記者席」に記事あり)

「特定利用空港・港湾」とは有事に備えて、平時にも空港や港を自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できるようにするものです。これまで、5つの空港と11の港が指定されています。熊本空港、熊本港、八代港も対象となっており、国から関係市町村に対して説明が行われています。

現時点では、県は、受け入れについて決定していません。また、いつまでにという期限もないそうです。「地元の理解が必要」との報告はありましたが、いつの時点で、誰を対象にした説明があるのか未確定です。特定利用となることはどういうことなのか。住民にどのような影響があるのかわかりません。「有事」を警戒して、他県では住民の受け入れ反対の申し入れが行われています。住民が知らない間にということが決してあってはならないと思います。

2回目の一般質問に登壇しました

(6月22日 熊日朝刊に掲載されました)

  1. 多文化共生の推進の取り組み
  2. 外国にルーツを持つなど日本語指導を必要とする児童・生徒への対応
  3. 男女共同参画の推進
    1. SDGsとジェンダー平等についての知事の所見
    2. 女性の視点からの防災・減災の取り組み
  4. 県南地域周産期中核病院
  5. JR肥薩線の復旧
    1. 知事の所見
    2. マイレール意識の醸成
  6. 風力発電事業に伴う県有林の貸付・保安林の解除

①多文化共生の推進の取り組みについて

幸村:本県における在留外国人の数は、令和5年6月時点で22,318人となり、県内に広く在住している。日本の人口減少に伴う働き手の確保や企業内転勤などで今後も増えていくと思われる。しかし、世界的な少子化の中で、「選ばれる日本」になることが重要。地域で共に生きる仲間として受け入れられる社会づくりのために、地域単位で県が拠点性を備えた外国人サポートセンターの設置などの支援体制の更なる充実が必要だと思うが今後の方向性を問う

観光戦略部長:県内の在留外国人は10年前の2倍以上となり、多文化共生社会の取り組みは急務。また、地域で安心して働き、暮らすためには、市町村の役割が極めて重要。市町村が地域の拠点として機能するよう支援していく。

③男女共同参画の推進について (1)SDGsとジェンダー平等についての知事の所見

幸村:SDGsの達成のためには、ジェンダー平等の実現と女性のエンパワーメントは必須となっている。知事のマニュフェストにも今回の肉付け予算にも、SDGsの先進県としての取り組みは明記されているが、男女共同参画の推進やジェンダー平等の記述はない。知事の考えを聞きたい。また所管について、その推進を図るために、企画振興部が総務部へ配置する組織上の見直しの検討をすべきではないかと思うが、知事の考えを問う。

知事:男女共同参画やジェンダー平等は当然のことと認識している。その上で、個別テーマの中に盛り込んでいる。県職員における女性登用を明言している。男女共同参画の推進体制は、全部局で構成する「熊本県男女共同参画社会推進会議」を設置してあらゆる施策にその視点が反映されるよう進めている。庁外では産学官が連携した「女性の社会参画加速会議」を全国に先駆けて設置し県民に向けた施策も着実に進めている。所管については現行のまま(環境生活部県民生活局)で連携をとりながら推進していく。

  • 世界ジェンダー・ギャップ指数:2024年版0.663、118位/146カ国中
  • 県別ランキング(2024年 熊本県):政治分野・38位/教育分野・18位/経済分野・11位

「幸村かよこ」の主な活動報告(2024年4月〜2024年6月)

日付活動
2024年4月8日県立高校入学式(八代農業・八代農業泉分校)
4月9日県立高校入学式(八代工業)
4月12日子どもの不登校・進路を考える会「さなぎの会」
4月14日八代市史談会総会
4月16日球磨川流域橋梁(坂本橋)上部工架設視察
4月19日JR肥薩線学習会
4月20日道の駅 秘境の里いずみ 開駅式
4月23日臨時議会
4月24日熊本県建築労働組合要請行動に同席
4月27日メーデー熊本県中央祭典
4月28日メーデー県南地区集会
4月29日鏡町 鮒とり神事
2024年5月3日八代憲法集会
5月11日立憲熊本定期大会
5月14日女性の学習会
5月16日連合県南地協水俣市議会報告意見交換会
5月18日八代市戦没者追悼式
5月20日立憲民主党水俣視察に同行
5月23日氷川町商工会総会
5月24日八代市商工会総会・二見校区県政報告会
5月25日退職教職員等協議会八代支部定期総会
5月26日鏡町 愛鏡祭・「くまもと女性議員の会」総会
5月30日肥薩おれんじ鉄道沿線活性化協議会総会
2024年6月8日八代革新懇総会
6月9日子ども人権トークライブ・半導体学習会
6月14日6月定例議会開会・・7月5日閉会
6月22日九条の会八代憲法学習会・教職員組合八代支部元気の出る会
6月23日男女平等参画を考える県南の集い
6月29日ピースアクション・平和運動センター総会・県南労福協総会
6月30日JR九州労組重点施策意見交換会・妊娠出産の現状学習会
2024年4月〜6月の主な活動

県政報告会を行います!

日時会場
2024年8月18日(日)10時より太田郷コミュニティーセンター
2024年8月25日(日)10時より氷川町文化センター

皆さまお誘いあわせてお気軽にご参加ください。

ご意見・ご要望などは、公式サイトのお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。

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