議会通信 13号|赤潮被害と6月定例会(令和8年7月)

熊本県議会議員 幸村かよこ 議会通信13号(令和8年7月発行)

熊本県議会議員 幸村かよこの議会通信13号(令和8年7月発行)。八代海の赤潮被害、6月定例会の概要、否決された4つの意見書、4〜5月の活動報告、9月5日の県政報告会をお伝えします。

目次

ご挨拶 赤潮被害について

八代海で6年連続、有害赤潮による養殖魚の被害が発生しています。令和8年7月1日現在、養殖魚約39万尾がへい死し、その被害金額は約11億円となります。

熊本県は赤潮対策を県の重要課題として、2025年に赤潮プロジェクトチームを立ち上げました。県、熊本大学、水産研究センター、企業が連携し、赤潮研究の第一人者として知られる板倉茂博士を特別研究員として招聘しています。AIによる早期予測、高水温耐性飼料、迅速な被害軽減などを強化して取り組んでいます。

そもそも赤潮は海水中のプランクトンが異常発生して起きる現象です。原因としては、流れ込む窒素やリンが過多となり、富栄養となることや、海水温の上昇などがあげられます。生活排水は無リン化洗剤の普及で改善が進みましたが、油脂や食物残渣、肥料やリン酸塩もその原因のひとつと言われています。

また、温暖化による水温上昇も深刻です。人間の営みの全てが海に流れ込みます。私たちは、海の環境変化に、もっと関心を持つ必要があると思います。

6月定例会の概要

6月定例会の会期は6月5日開会、6月24日閉会の20日間でした。

  • 一般会計補正予算193億5,600万円が追加され、予算総額は9,546億9,200万円となりました。主なものは、高等学校教育改革促進基金積立金約62億円、その他物価高騰対策費、自動運転バスの実証実験費などです。
  • 県議選挙区の議員定数が人口変動により変更になりました。定数49は変わらず、天草市・天草郡選挙区を1減の2、熊本市第1選挙区を1増の13とし、来春の統一地方選挙から適用します。人口変動だけで定数を変えることについては疑問が残りますし、政令指定都市との兼ね合いも整理する必要があるのではないかと思います。
  • 24日の最終日には32議案のうち28議案が可決、同意、承認されました。否決された議員提出意見書4議案について、私はいずれも平和や市民の暮らしに重要なものであると賛成しました。

否決された議員提出意見書4議案

高額療養費制度の見直しを求める意見書

賛成議員:西・岩田・幸村・城下・前田・本田・岩中・星野

政府が予定している高額療養費の自己負担限度額の引き上げは、医療保険制度の維持という財政的な苦心があることは理解するが、病と闘う県民の現実にあまりに酷な方針ではないか。特に働き盛りであり、子育て中の現役世代ががんや難病に倒れた場合を想像してほしい。治療による休職で収入が激減する中、教育費などの支出は待ってくれない。「子どもの進学のために、命をつなぐ高額な治療を諦める」ここ熊本の地でこのような悲劇を生んではならない。患者の生活実態をしっかりと調査し、当事者に寄り添う抜本的な改革を求める。

インテリジェンス機関への民主的統制強化を求める意見書

賛成議員:西・岩田・幸村・岩中・高井

情報収集の機能を強化することに異論はない。しかし、強力な権力には歯止めが必要。過去の歴史が示す通り、統制なき情報機関の肥大化は国民のプライバシーや人権侵害に直結する。欧米のG7各国のように、人権侵害に専門的な「民主的統制組織」を置くことが必要。「機能の強化」と「民主的統制」は車の両輪である。国に対して世界の常識に則った専門組織の設置を速やかに検討するよう求める。

武器輸出の厳格な運用を求める意見書

賛成議員:西・岩田・幸村・岩中

殺傷能力のある武器の輸出までを可能とする戦後日本の歴史的な政策転換を、国会での十分な議論を経ずに閣議決定のみで進めた手法は、議会制民主主義の観点から看過できない。万が一、ルールの曖昧さから日本製の武器が目的外使用されれば、我が国が築き上げてきた「平和国家」としての国際的な信頼を根底から毀損する。国会による事前通知や事後検証といった「正当な歯止め」がないまま日本が予期せぬ紛争の当事者として巻き込まれ、自衛隊員等を危険にさらすようなことがあってはならない。国に対して憲法の平和主義並びに国連憲章に基づく厳格な運用を求める。

非核三原則の堅持を求める意見書

賛成議員:西・岩田・幸村・城下・前田・本田・岩中・亀田

歴代内閣は「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」とする非核三原則を国是として堅持してきた。国においては年内に非核三原則の見直しの議論をはじめる様相もあり、決められてからでは遅いと意見書の提出を提案するものである。日本は唯一の戦争被爆国である。この日本が、核兵器を持たないことは世界の安心につながる。全国では、78地方議会が同様の意見書を採択しており、九州の県議会では宮崎県、長崎県(提案予定)である。また、熊本は平成13年3月に「核兵器廃絶世界の恒久平和を希求する熊本県宣言」を採択している。国に対して非核三原則の堅持を求める。

活動報告

4月23日熊本県退職者連合会
高齢者が安心して暮らせる社会づくりの要望書提出
4月27日八代妙見保存振興会総会
4月29日連合熊本メーデー
連合推薦議員として出席
5月1日水俣病犠牲者慰霊式
式典の前に乙女塚へ
5月9日県政報告会(鏡町文化センターにて)
5月13日くまもと県女性議員の会総会
講師の松島阿蘇市長のパワーをいただきました

9月5日に県政報告会を行います

皆さまお誘いあわせて、お気軽にご参加ください。

日時2026年9月5日(土)10:00〜
会場日奈久ゆめ倉庫
住所八代市日奈久中町516

9月5日(土)県政報告会とおはなし会(日奈久)のご案内

お問い合わせ

ご意見・ご要望、県政報告会についてのお問い合わせは、公式サイトのお問い合わせフォームからお寄せください。

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